折れたバットが商品になるまで|フクスポが「作業」ではなく「ものづくり」にこだわる理由
2026/08/25
フクスポでは、野球で役目を終えた折れたバットを活用し、靴べらなどの商品へ生まれ変わらせています。
完成した商品だけを見ると一本の靴べらですが、その背景にはいくつもの工程があります。
今回は、普段なかなかお見せすることのないフクスポのものづくりの裏側をご紹介します。
バットから少しずつ「商品」へ
提供していただいたバットは、まず商品として使用できる部分を見極め、必要な大きさへ加工します。
そこから固定しながら少しずつ形を整えていきます。
この段階では、まだバットだった頃の面影が残っています。
しかし、削る作業を繰り返していくことで少しずつ形が変わり、やがて一つの靴べらになっていきます。
こうした「何もないところから少しずつ形になっていく過程」も、ものづくりの面白さの一つです。
一つの商品に、いくつもの仕事をつくる
靴べらづくりには、加工する、削る、磨く、確認する、仕上げるなど、さまざまな工程があります。
フクスポが大切にしているのは、これらを単純な「作業」として終わらせないことです。
工程を細かく分けることで、それぞれの利用者さんが自分の得意な部分で関わることができます。
一人ですべてを完成させなくてもいい。
それぞれが自分の力を発揮し、協力することで一つの商品を完成させる。
それもフクスポが目指しているものづくりの形です。
「自分が作ったもの」が誰かに届く
私たちが商品の質にもこだわる理由があります。
それは、利用者さんが関わった商品を実際に誰かに手に取ってもらい、
「これ、いいね」
と思っていただけるものにしたいからです。
自分が削ったもの、自分が磨いたもの、自分が仕上げたものが一つの商品になり、誰かの生活の中で使われていく。
その経験は、仕事に対するやりがいや自信にもつながっていくと考えています。
折れたバットに、新しい価値を
野球ではもう使えなくなったバットも、そこで役割が終わるわけではありません。
加工し、利用者さんの手を加えることで、もう一度価値のある商品として生まれ変わらせることができます。
そして同時に、そこから利用者さんの新しい仕事も生まれます。
捨てられるはずだったスポーツ用品から、新しい商品と新しい仕事をつくる。
これからもフクスポは「スポーツ×福祉×ものづくり」を通して、私たちらしい価値を生み出していきたいと思います。
完成品だけでなく、その商品がどのように作られているのか。
そんなフクスポの日々の裏側も、これから発信していきます。
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